創業から王道一筋の堅実経営。福利厚生の充実や
社会貢献活動、メセナ事業へ想いを還元する。
Daiichiでは、創業当時から堅実経営を続けてきました。創業者である市原茂の経営方針は『王道一筋』。駆け引きを好まず直球勝負で、この厳しい業界を生き抜いてきたのです。バブル時代には、不動産取引や株式市場に手を出したり、ゴルフ場を建設したりするメーカーを尻目に、『ウチは“いいものづくり”一筋』と一蹴。度々訪れた経営危機も、常に“いいものづくり”というメーカーの王道に立ち返ることで、社員全員で乗り越えてきたのです。そして、Daiichiグループ全体で約550名の従業員を抱えるまでに成長しました。
延べ床面積7000平方メートル超の、
テクニカルベースを建設し、製造・開発を強化。
『社員想い』も魅力の一つで、これまでリストラを行なったことはありません。社員一人ひとりの頑張りを給与や賞与でしっかり還元する評価制度があり、永年勤続表彰やヒット機種表彰、アイデア提案表彰などの表彰制度も充実。常に『より良い製品を作ろう!』と高い意識をもち、各部門が活発に意見を出しあいながら新機種開発に取り組んでいます。
社会貢献活動としては、1993年に市原国際奨学財団(現在は公益財団法人)を設立し、愛知県内の大学・大学院に在学する外国人留学生に対して奨学援助をするとともに、学術研究者への助成金の賦与も行なっています。また、1997年には、創業の地である名古屋市中村区鴨付町に『D.MUSEUM大一美術館』を開館。常設展に加え、幅広いジャンルでの企画展を開設し、新鋭アーティストに対しては作品発表の場として門戸を開いています。
1993年に『市原国際奨学財団』を設立。
晩年、市原茂は株式をすべて寄贈した。